咽頭炎とは?

咽頭炎は、のど(咽頭)の粘膜に炎症が起こる疾患です。咽頭は鼻腔の奥から食道の入り口までの部分で、空気と食物の通り道として重要な役割を果たしています。ここに細菌やウイルスが感染したり、刺激物により炎症が起こったりすることで、のどの痛み、飲み込みにくさ、発熱などの症状を引き起こします。
急性咽頭炎は風邪の一症状として現れることが多く、適切な治療により数日から一週間程度で改善します。一方、慢性咽頭炎は、喫煙、飲酒、声の使いすぎなどにより症状が長期間続き、QOL(生活の質)を低下させます。
のどに痛みがある時は早めに受診を
吹田市・五月が丘のリー耳鼻咽喉科・アレルギー科では、ファイバースコープによる詳細な咽頭観察をはじめとした様々な検査により、炎症の程度や原因を正確に診断します。長年の診療経験を活かし、急性期の迅速な治療から慢性咽頭炎の管理まで、患者さまお一人おひとりに最適な治療を提供しています。
「のどが痛い」「のどの違和感が続く」「繰り返し咽頭炎になる」など、のどの症状でお悩みの方は、お早めに当院へご相談ください。
このような場合はご相談ください
- のどの激しい痛みがある
- 飲み込むのがつらい、水も飲めない
- 38℃以上の高熱が続く
- 首のリンパ節が腫れている
- のどの違和感が長期間続く
- 声がかれる
など
これらの症状がある場合は、早めにリー耳鼻咽喉科・アレルギー科へご相談ください。特に、呼吸困難を伴う場合は緊急性が高いため、直ちに受診することが大切です。
咽頭炎の種類と症状
急性咽頭炎
ウイルスや細菌感染により急激に発症する咽頭炎です。のどの強い痛み、発熱、全身倦怠感が主な症状で、嚥下時の痛みが特に強いことが特徴です。原因の多くはウイルスですが、溶連菌などの細菌感染もあります。
慢性咽頭炎
長期間症状が続く咽頭炎で、のどの違和感、軽い痛み、乾燥感、咳払いが多くなるなどの症状が特徴です。急性咽頭炎を繰り返すことで移行する場合と、喫煙や飲酒、大気汚染など慢性的な刺激により発症する場合があります。
咽頭炎の原因
感染性要因
ウイルス感染:咽頭炎の多くはウイルス感染が原因です。インフルエンザウイルスやアデノウイルスなどが代表的です
細菌感染:細菌感染の中では溶連菌が多く、その他には肺炎球菌なども原因となります
非感染性要因
- 喫煙(能動・受動喫煙)
- 過度の飲酒
- 声の使いすぎ
- 空気の乾燥
- アレルギー
- 胃酸の逆流
など
咽頭炎の診断と検査
ファイバースコープ検査
ファイバースコープにより、咽頭全体を詳細に観察します。上咽頭から下咽頭まで、炎症の範囲と程度を確認します。
病原体の特定
迅速検査:溶連菌感染が疑われる場合、診断キットにより迅速に結果が判明します
培養検査:咽頭ぬぐい液を培養し、原因菌を特定します。適切な治療薬の選択につながります
血液検査
白血球やCRPなど、炎症の程度が分かる項目を検査し、感染の重症度を評価します。
咽頭炎の治療
薬物療法
抗生物質:溶連菌などの細菌感染が確認された場合は、適切な抗生物質を処方します。溶連菌の場合は、確実な除菌のため一定期間の服用が必要です
消炎鎮痛薬:のどの痛みと発熱に対して使用します。炎症を抑える効果もあります
うがい薬・トローチ:殺菌作用や消炎作用のある薬剤で、局所治療を行います
去痰薬:痰が絡む場合は、痰を出しやすくする薬を併用します
ネブライザー治療
薬剤を霧状にして吸入し、咽頭の炎症を直接的に治療します。
その他
原因となる要因の除去が最も重要です。禁煙、節酒、声の安静、加湿などの生活指導を行います。