鼻が臭い症状について

鼻から不快な臭いがする、または自分で鼻の中に嫌な臭いを感じるという症状は、日常生活や対人関係に大きな影響を与える悩ましい問題です。実際に臭いがある場合と、自分だけが感じる場合があり、原因により対処法が異なります。
鼻の臭いの原因は、副鼻腔炎による膿の貯留、異物の残存など様々です。特に慢性副鼻腔炎(蓄膿症)では、膿性の鼻汁により独特の臭いが生じ、本人だけでなく周囲の人も気づくことがあります。
一人で抱え込まずご相談を
鼻の臭いは、人に相談しにくい悩みですが、多くの場合は適切な診断と治療により改善が可能です。特に副鼻腔炎が原因の場合は、薬物治療により臭いも含めた症状の改善が期待できます。
吹田市・五月が丘のリー耳鼻咽喉科・アレルギー科では、患者さまのプライバシーに配慮しながら、丁寧な診察と検査により原因を特定し、最適な治療を提供しています。「鼻が臭い」という悩みを一人で抱え込まず、専門医による適切な診断を受けることが大切です。
「鼻から嫌な臭いがする」「周りの人に臭いと思われていないか心配」「子どもの鼻が臭い」など、鼻の臭いに関するお悩みがございましたら、遠慮なく当院へご相談ください。
鼻が臭い症状の特徴
臭いの種類
膿のような臭い:副鼻腔炎による膿性鼻汁が原因で、腐敗臭のような不快な臭いがします。黄色や緑色の鼻水を伴い、鼻をかんだ時や前かがみになった時に臭いが強くなることがあります
生臭い・血なまぐさい臭い:鼻血の後や、鼻腔内の傷により血液が固まった場合に感じることがあります
自覚的な臭いと他覚的な臭い
自分だけが臭いを感じる場合(自覚的)と、周囲の人も気づく場合(他覚的)があります。自覚的な臭いのみの場合は、ストレスや疲労、ウイルス感染後などに起こることがあります。
随伴症状
鼻づまりや膿性の鼻汁、頭痛や顔面痛、嗅覚低下などを伴うことが多く、これらの症状は原因疾患の特定につながります。発熱を伴う場合は、急性の感染症を考慮する必要があります。
考えられる疾患や原因
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻の臭いを発する疾患として多く、副鼻腔内に膿がたまることで悪臭が生じます。黄色や緑色の鼻水、鼻づまり、頭重感を伴います。
萎縮性鼻炎
鼻粘膜が乾燥し、かさぶたが大量に形成される疾患です。特有の悪臭があり、「臭鼻症」とも呼ばれます。
鼻腔内の異物によるもの
特にお子さまでは、おもちゃやビーズなどを鼻に入れてしまい、長期間気づかれないことがあります。片側性の悪臭を伴う鼻汁が特徴的で、異物除去により速やかに改善します。
鼻の臭いの検査
ファイバースコープ検査
鼻腔内を詳細に観察し、膿性鼻汁の有無、粘膜の状態、異物の有無、腫瘍性病変の有無などを確認します。
細菌培養検査
膿性の鼻汁がある場合は、原因菌を特定するため培養検査を行います。真菌感染が疑われる場合は、真菌培養も検討します。
画像検査
副鼻腔炎の詳細な評価、真菌症の診断、腫瘍の除外などのため、CT検査が必要になることがあります。その場合は連携医療機関をご紹介します。
鼻の臭いの治療
薬物療法
抗生物質:細菌性副鼻腔炎には、原因菌に応じた抗生物質を処方します
抗真菌薬:副鼻腔真菌症が確認された場合は、抗真菌薬による治療を行います
ステロイド点鼻薬:鼻粘膜の炎症を抑え、副鼻腔の換気を改善します
鼻洗浄
生理食塩水による鼻洗浄により、膿性鼻汁や痂皮を除去します。
ネブライザー治療
薬剤を霧状にして鼻腔内に噴霧し、直接患部に作用させます。
異物除去
鼻腔に異物が確認された場合は、速やかに除去します。お子さまの場合は、安全に配慮しながら処置を行います。
心因性の臭いについて
実際には臭いがないにもかかわらず、自分が臭いと思い込んでしまう状態です。ストレス、不安、うつなどが背景にあることが多く、日常生活に支障をきたすこともあります。
当院では、まず器質的疾患の有無を詳しく検査し、異常がない場合は患者さまの不安に寄り添いながら、適切な説明とサポートを行います。必要に応じて、心療内科などとの連携も検討します。