鼻や頬の痛み・鼻血について

鼻や頬の痛みは、鼻腔や副鼻腔の炎症、外傷、腫瘍などによって引き起こされる症状です。特に副鼻腔炎では、顔面の圧迫感や頭重感とともに、頬や額、目の奥に痛みを感じることがあります。
鼻血(鼻出血)は、鼻粘膜の血管が破れることで起こります。特に鼻の入り口付近は血管が豊富で傷つきやすく、鼻血の大部分はこの部位から出血します。お子さまの鼻血の多くは心配のないものですが、頻繁に繰り返す場合や止血困難な場合は、基礎疾患の可能性も考慮する必要があります。
痛みや出血の原因を正確に診断
吹田市・五月が丘のリー耳鼻咽喉科・アレルギー科では、ファイバースコープをはじめとする様々な検査や観察により、痛みや出血の原因を正確に診断します。特にお子さまの鼻血については、正しい止血方法の指導と、繰り返す場合の原因検索を丁寧に行います。
「頬が痛い」「鼻血が止まらない」「子どもの鼻血が心配」など、お困りの症状がございましたら、お早めに当院へご相談ください。
鼻や頬の痛み・鼻血の特徴
鼻や頬の痛みの特徴と部位
鼻や顔面の痛みは、原因により異なる特徴を示します。副鼻腔炎による痛みは、頬骨の下、額、目の奥などに鈍い痛みや圧迫感として現れ、前かがみになると悪化することもあります。急性副鼻腔炎では、発熱とともに激しい痛みを伴うことがあります。
鼻血の特徴
鼻血に多いのは鼻前方からの出血です。多くは片側から出血し、圧迫により比較的容易に止血できます。乾燥、鼻をかむ、鼻をほじるなどが誘因となります。
また、毎日のように鼻血を繰り返す場合は、鼻粘膜の慢性的な炎症のほか、血管の異常や血液疾患などが潜んでいる可能性があるため、詳しい検査が必要です。
考えられる疾患
急性副鼻腔炎
風邪の後に続発することが多く、頬や額、眉間の痛み、発熱、黄色い鼻水、鼻づまりを伴います。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
長期間症状が続く状態で、鈍い顔面痛、頭重感、鼻づまり、後鼻漏を伴います。急性増悪時には痛みが強くなります。
アレルギー性鼻炎による鼻血
アレルギー性鼻炎により鼻粘膜が慢性的に炎症を起こし、些細な刺激で出血しやすくなります。特に花粉症の時期は、鼻をかむ回数が増えることで鼻血を繰り返すことがあります。
鼻中隔弯曲症による症状
鼻中隔の弯曲により、片側の鼻腔が狭くなり、空気の流れが乱れることで鼻粘膜が乾燥し、出血しやすくなります。また、弯曲の突出部が刺激されることで痛みを生じることもあります。
正しい鼻血の止め方と受診の目安
応急処置
- 座位または軽く前かがみの姿勢をとる(血液がのどに流れ込むのを防ぐ)
- 小鼻(鼻翼)を親指と人差し指でつまむ
- 10~15分間圧迫を続ける(途中で離さない)
やってはいけないこと
- 上を向く、横になる(血液がのどに流れ込み、嘔吐の原因になる)
- ティッシュを詰める(粘膜を傷つけ、再出血の原因になる)
など
受診の目安
以下のような場合は、他の疾患が原因となっている可能性があるため、できるだけ早く受診しましょう。
- 長時間圧迫しても止まらない
- 毎日のように鼻血を繰り返す
- 大量の出血がある
- あざができやすい、歯茎からも出血するなど、他の部位からも出血しやすい
など
鼻や頬の痛み・鼻血の検査
ファイバースコープ検査
鼻腔内を詳細に観察し、出血部位の特定、粘膜の状態、腫瘍の有無などを確認します。副鼻腔の自然口の状態も観察し、副鼻腔炎の診断に役立てます。
血液検査
頻繁な鼻血や止血困難な場合は、必要に応じて血小板数、凝固機能検査を行い血液疾患の有無を確認します。
画像検査
副鼻腔炎の詳細な評価や腫瘍性病変の除外のため、CT検査が必要になることがあります。その場合は連携医療機関をご紹介します。
鼻や頬の痛み・鼻血の治療
薬物療法
- 抗生物質:急性副鼻腔炎には適切な抗生物質を処方します
- 消炎鎮痛薬:痛みに対して鎮痛薬を使用します。副鼻腔炎の炎症を抑える効果もあります
- 止血薬:頻繁な鼻血には、血管強化薬や止血薬を処方することがあります
鼻出血の止血処置
圧迫止血で止まらない場合は、出血部位を特定し、鼻粘膜の焼灼や電気凝固を行います。
生活指導
- 鼻を強くかまない、ほじらない
- 室内の適切な加湿(特に冬季)
- 入浴時の長湯を避ける(血管拡張による出血リスク)
- 刺激物を避ける、激しい運動は避ける
など