声がれ(嗄声)とは?

声がれ(嗄声:させい)は、声がかすれる、声が出にくい、声が途切れるなど、正常な声が出せなくなる状態を指します。声は声帯の振動により作られますが、声帯やその周囲に異常が生じると、声の質が変化します。風邪による一時的なものから、声帯ポリープや腫瘍などの器質的疾患まで、原因は様々です。
声は、コミュニケーションの重要な手段であり、仕事や日常生活に欠かせないものです。特に日常的に声を職業的に使う方にとって、声がれは深刻な問題となります。また、長期間続く声がれは、喉頭がんなどの重篤な疾患の初期症状である可能性もあるため、注意が必要です。
声帯の状態を詳細に観察
吹田市・五月が丘のリー耳鼻咽喉科・アレルギー科では、様々な検査による声帯の詳細な観察により、声がれの原因を正確に診断します。声がかれる症状でお悩みの方は、まずは当院へご相談ください。
「声がかすれる」「声が出にくい」「すぐに声が疲れる」など、声に関するお悩みがございましたら、お早めにご相談ください。当院では、声帯の状態を詳細に観察し、原因に応じた適切な治療を提供しています。声を職業的に使う方には、声の負担を減らす方法もアドバイスいたします。
声がれの主な症状
声がれの種類
かすれ声:ガラガラ、ザラザラした声で、声帯の不規則な振動により生じます。声帯ポリープなどでよく見られます
息もれ声:息が漏れるような弱々しい声で、声帯がきちんと閉じないことが原因です。声帯結節や声帯萎縮で見られます
力の入らない声:声を出そうとしても力が入らず、声が途切れがちになります。声帯の筋力低下や神経障害で起こります
随伴症状
のどの痛み、咳、痰、飲み込みにくさ、息苦しさ、首のしこりなどを伴うことがあります。これらの症状の組み合わせから、原因疾患を推測することができます。発熱を伴う場合は感染症を、体重減少を伴う場合は腫瘍性疾患の可能性も考慮します。
考えられる疾患
急性喉頭炎
ウイルスや細菌感染により喉頭に急性の炎症が起こる疾患です。声がれ、のどの痛み、咳、発熱を伴います。声帯が赤く腫れ、正常な振動ができなくなります。声の安静と適切な治療により改善します。
声帯ポリープ・声帯結節
声の使いすぎや誤った発声により、声帯に良性の腫瘤ができる疾患です。声帯ポリープは片側に、声帯結節は両側にできることが多いです。持続的な声がれが主な症状で、声を使う職業の方に多く見られます。
声帯麻痺
声帯を動かす神経(反回神経)の障害により、声帯が動かなくなる疾患です。腫瘍の形成などが主な原因です。
声帯萎縮
加齢により声帯の筋肉や粘膜が萎縮し、声帯がきちんと閉じなくなる状態です。高齢者に多く、声が弱々しくなり、会話が続けにくくなります。
喉頭がん
喫煙者に多く、持続的な声がれが初期症状として現れます。進行すると、のどの痛み、飲み込みにくさなどを伴います。
声がれの検査
ファイバースコープ検査
ファイバースコープにより、声帯を直接観察します。声帯の色調、腫脹、ポリープや結節の有無、声帯の動きなどを詳細に確認します。
画像検査・組織検査
腫瘍が疑われる場合は、CT検査や組織検査が必要になることがあります。その場合は、適切な医療機関をご紹介します。
声がれの治療
声帯の安静
声がれの治療において声帯の安静は重要です。必要な時以外はできるだけ声を使わないようにします。
薬物療法
原因に応じて消炎薬、去痰薬、抗生物質(細菌感染時)などを使用します。
手術療法
声帯ポリープや声帯結節などで、手術療法が必要と判断した場合に行います。当院では、信頼できる連携医療機関をご紹介します。
生活指導
- 禁煙
- 十分な水分摂取
- 室内の加湿
- 大声を避ける
など